おはようございます。
本日はワクチン接種に関して猫編です。現時点での「私はこうしている」。「こう思う」というのを書きます。
犬はこちらをご覧ください↓
猫はデータが信用できるのか、今の獣医学のデータが正しいのか解釈が難しいなと思っています。
まず打つことを推奨されているコアワクチンはパルボ、ヘルペス、カリシウイルスの3種類です。一般的に3種混合ワクチンというやつです。
子猫は2ヶ月程度で1回目接種、1ヶ月毎に4ヶ月以降で最終ワクチンが推奨されています。
犬と同じで赤ちゃんの時期はお母さんからバリアを引き継いでいます。ワクチンを打ってもお母さんのバリアでワクチンの効果もすぐにバリアされて薄れてしまいます。
結論から言うと4か月以降の最終ワクチン接種が終了したら、その後は3年に1回接種をする。が今の僕の考えです。
猫は歯周病と頻回のワクチン接種が腎臓病の進行を早めるのではというデータ
ワクチン子猫の時に打っただけの7歳、毎年打ってた7歳でヘルペスに感染させるとどっちも感染はする。ワクチンの方はいくらか症状は軽いかな。的な話。
ワクチン抗体価検査で抗体があっても、その数値とバリアの関係に意味があるのかなとか
猫って難しい
なのでワクチンの予防のいいところと腎臓病発生を早めるかもというマイナスな部分とを加味して3年に1回くらいがいいんじゃないかなっていうのが世界小動物獣医師会(WASAVA)の見解
ちなみにペットホテルをよく利用して、多頭飼育で屋外と屋内を行き来する場合は毎年のワクチンを推奨するとしている
ね。ガイドラインもなんだかふわっとしてますよね。どうしようかなって感じ。
ですので僕自身は猫の専門病院の方法も参考にして3年に1回の接種がいい感じかなと思っています。
ちなみに疾患治療中のガイドラインはありませんが、腎臓病に罹患している場合は僕は「予防」より「治療」が優先だと思っているので病気の程度によりますが、治療に専念した方がいいのではと思います。
だって本人の寿命を左右するかもしれない闘病中に、かかるかも分からない病気の予防とかそんな不確実な未来を考える余裕ある?って思ってしまいます。
しかし、飼い主さんからの要望があれば私はすぐに打ちます!笑 考え方は人それぞれですし、3年に1回とか言われてもうちの『たま』は毎年打ってきてるし打たないと不安で夜も眠れん。とおっしゃる方もいますしね。
明らかに間違った方向へ進んでいるなら頑張って正すときもありますが、そういう考えもまぁありって場合は臨機応変に対応中
ちなみに同居の子にエイズ持ち、白血病持ちがいる。
外に散歩に出かけて闘って帰ってくるなど、血を介した接触がありそうな場合は白血病、エイズワクチンの接種を検討すべきと思います。
陰性だった子が同居猫のエイズがうつり亡くなったケース
ブリーダーでパルボが出てワクチンにルーズだったのでほぼ全滅で破産とかそういったケースも間近で見ると重要性を感じます。
猫は今後の更なる信頼できそうなデータに期待という感じでしょうか。
あ。あと打つなら生ワクチンが良さそうです。最近は猫の3種混合は、ほとんど生ワクチンかなと思いますが
不活化ワクチンに含まれるアジュバンドってやつがもしかしたらワクチン接種部位肉腫(がん)を起こすかもと報告されています。