わんちゃん猫ちゃんの悩みのひとつに去勢手術は必要かという疑問
結論
必須ではないが、メリットデメリットをてんびんにかけ納得して選択すべき
去勢のメリット
①
繁殖•本能的な縄張り行動や他への攻撃性はやわらぐ可能性はある。チャカチャカ動いて落ち着きない子がコントロールできる「おりこう丸」になるかというと全てが男性ホルモンの影響ではなく性格の可能性が高いので期待は薄い)
ただやはり主観的には去勢すると性格が丸くなる、行動が落ち着く印象はある。
②
【猫】の場合。臭いつけでオシッコを飛ばすスプレー行動、発情のような大きな鳴き声。これらが起きるとどうしても一緒に生活していくのが大変なので、飼い主に取ってのメリットを考え去勢を選択するというケースも多い
デメリット
①
去勢手術の麻酔時間は短いが、全身麻酔のため1/1000程度(人が交通事故に遭遇するよりも少ない確率)で麻酔事故がある。
全身麻酔ときいて、怖いとの意見も多いが
麻酔をせずに「じっとしててね♡」と言い聞かせて、タマを取る方が痛いし怖い。
局所麻酔は痛みは取れるかも知れないが、「動かないでね♡」って事が達成できないので、結局怖い。
手術するなら全身麻酔が総合的に1番安全であろうと思う。
②
太る
代謝をアップさせる男性ホルモンがなくなるので、代謝が落ち太りやすくなる。
肥満は病気なので体重増加に注意
【猫】のデメリットはこの他には思い当たらない
③
【犬】の場合結論は出てないが
前立腺癌のほとんどは去勢済み♂だった。との報告もあり、去勢手術と前立腺癌の関係が示唆されている。
【人】でも月7回以下と21回以上の射精回数の男性では、その後の前立腺癌の発症リスクが後者で半分になるという研究結果が2004年に論文発表されており、古い精子を溜め込まないで外に出す?それとも男性ホルモンの多さ??何かしら因果関係が前立腺癌にあるのかも
私の場合↓
去勢手術
猫
麻酔時間15分
犬
麻酔時間30分
全身麻酔
日帰り
朝は絶食
手術のあと夜ご飯は食べてオッケー
【犬】エリザベスウエアというピチピチのレスリング選手みたいな服を着せてカラーはしない
【猫】傷口とチンチンが近くてウエアでは隠せないのでエリザベスカラーを装着。最近可愛いのとか柔らかい素材のカラーあるけど猫ちゃんだと傷口に届いちゃうからちゃんとしたカラーでちゃんと早めに治すのが大事よ
【犬】10日で抜糸
【猫】縫合しないので抜糸なし
去勢に関してはここらへんを考慮して安全な手術を心がけております。
明日は避妊手術について取り上げる予定です。
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