【ひとりごと】いい医者って、いい獣医師ってなんだろう

2017年ヒトの論文で若い内科医の方が担当患者の死亡率が低かった。と発表され自信に繋がったのを覚えています。(逆に外科は年齢と比例する)

これは単に若ければ良いわけではなく、年配の医師は経験にもとずく医療や昔ながらの薬や方法に依存しているからではないかとも言われていた。やはり医学は進歩していくので最新の情報にアップデートしていく必要があり、単純に治療の選択肢が広い方が救える命も多いであろう。そもそも知らなければ間違いに気づくことすらできない。

担当医の年齢と患者死亡率の関係(60歳以上がひどいな)

医療を切り開いてきた先代たちを否定したいわけではなく、経験が慢心となり若い世代を見下すようなおごりが出れば、自分自身が老害となり得るという事でもある。より良い医療を提供することは医療従事者にとっての使命であり、義務でもある。ただそのプレッシャーも半端じゃないし、勤務時間を終えてから日々勉強するわけだが、正直1円にもならない。すぐにはむくわれない虚無感もある。

獣医医療に関しては治療のガイドラインが存在しないものも多く、経験に基づき構築されてきたものも医療に比べさらに多い。今はEBMという経験よりもエビデンス重視の医療に流れがあるが、それをうたう口だけの老害にならないように日々精進と思ったので、忘れないように文章にしてみた。そんな回。

特に小動物の獣医はあふれてきているみたいで公務員とか少なくて国が困ってるらしい。獣医師国家資格 小動物臨床だけ更新制にしたら良いのかな。どれだけのどうぶつ病院院長が落ちるのだろうか。患者の悩みも一緒に悩めるし、実力も伴う。そんなのが理想ですよねー。まずは自分自身が心も体も健康でないと。

みなさんも健康第一!(謎の着地点w)

参考論文

https://www.bmj.com/content/357/bmj.j1797

最新情報をチェックしよう!