心臓のエコー検査、腹部超音波検査 比較的馴染みのある言葉かもしれません。
エコー検査はその時点での臓器の状態や動きが画像分解能よく(いわゆる詳細に)可視化できるので診断するにあたって非常に強力な検査です。
しかも麻酔は基本的には不要
今日は眼にもエコー検査は非常に有効というお話です。
眼は透明性が高く光による検査である程度の情報が得られる臓器ではあります。あとはレンズを使えば唯一直接神経が見える臓器でもあります。視神経ってやつです。
日常の診断にはそういった検査で十分な事も多いです。
ただ
この眼の検査って検査者(獣医師)しか見えないんですよね。大学病院などは検査者が見ている画像が外部モニターへ表示できる高い機械がありますが一般的には普及していません。
ですので、そうは言われたけどホントなのかな。と診断の説得力に欠く部分や飼い主さんの治療意欲がわかないケースがあるのかなと思っています。
ここで眼のエコー検査は非常にシンプルに病態を画像化してくれます。(もちろん全てではないです)
正常な眼↓
白内障↓
水晶体レンズが白くなっているのがお分かりいただけますか?
今まで白内障と診断され、そうなんだな。と思ってた部分が画像で見ると、なんだかスッと理解できる感じしませんか?
白内障以外にも網膜剥離や眼内腫瘍など様々視覚化できます。
検査はこんな感じ↓
今回紹介した画像は「イラストと写真で学ぶ眼科診療 眼からウロコ」 著 都築 圭子 から引用しております。
全カラーで眼科診療入門にオススメの一冊 さらに詳しく知りたい方は是非↓
獣医の本って高いですよね、、
この前引越しで数えたら282冊所有してました。そりゃお金ないわけだw