【結論】
基本は不要。耳アカが表面にある場合はコットンでぬぐう。綿棒は使用しない。
【耳掃除は不要?】
耳には奥の方からエスカレーターのように汚れを外へ運び出す「自浄作用」が備わっています。ですので基本的には耳掃除は不要で「自浄作用」により出てきた見える範囲の耳アカをコットンでぬぐってあげる程度で大丈夫です。
【綿棒を使ってもいいの?】
耳アカが耳の溝に入っていたりする場合は使い勝手がいいと思います。ただし耳の中は綿棒で掃除しないのがオススメです。なぜなら綿棒を入れることでせっかく外へ運ばれてきた耳アカを押し戻してしまう可能性もありますし、ゴシゴシした場合は耳アカを運んでくれる耳の道 エスカレーターを傷つけてしまうかもしれません。
【オススメの掃除は?】
動物用の耳洗浄液で洗う方法がオススメ。耳の中にびゅっと入れてモミモミ→洗浄液が刺激になってしまう場合もあるのでその後生理食塩水で洗うという方法です。オススメ洗浄液貼っておきます↓(本当にうまく貼れないなリンクw)↓
【なりやすい犬種はあるの ?】
コッカーは耳垢腺過形成という耳アカの腺が多かったり、短頭種で耳の道が細い子、シーズーの様にもともと乾燥地域原産なので乾燥から身を守るために皮脂腺から脂の分泌が多くべたつきやすい子などはよく診察にきてますね。
【痒みがある・赤みがある場合は?】
外耳炎といっても原因は様々です。前回の記事で簡単に原因を示してるので見てみてください。
まずはどうぶつ病院を受診し本人の耳の状態を確認してもらい今後の治療方針を相談しましょう。
「耳掃除は必要なのか」「頻度」「今の本人の耳アカにオススメの洗浄成分」など
【まとめ】
基本はコットンでぬぐう程度で、積極的な掃除は不要です。
外耳炎は本当に多いので獣医師の先生方も日々情報をアップデートしていると思いますし、商品や有効な情報も次々出てますので以前イマイチでも再度行く価値はあるとも思います。
治りにくい場合はオトスコープという耳の内視鏡で鼓膜まで観察したりピンポイントで洗浄したり、普通は届かない耳の毛を抜いたり、いい報告が多いですね。
まだあまり普及していませんが、これからはスタンダード治療になってくると思われます。