先月から「認定うさぎマスター獣医師」習得のために再度勉強中です。一年半の講義とその後の試験って先は長いです。そのわりに得られる名前がダサいです。
うさぎは犬猫と比べるとまだまだ飼育頭数が少なく、正しい情報も少ない現状があると思います。基礎的な内容や飼い方、豆知識をうさぎ好きとして情報共有していこうと思っています。
①うさぎは水を飲むと死ぬ
なんでやねん。以上ですw うさぎの飲水量は50-100ml/日 普通に飲みます。朝晩で新しいお水にしてあげてください。子うさぎは下痢をしやすく水を多く飲むからだという事から言われ始めてた様です。迷信です
②うさぎはくさい
うさぎから感じる匂いは特にありません。尿、ちんちん横の鼠径腺、基本は見る事のない盲腸糞ってやつは、やや匂います。匂いが残るような感じではありません。
③うさぎは寂しいと死ぬ
テレビドラマ「ひとつ屋根の下」のりぴー演じる小雪の名台詞「うさぎは寂しいと死んじゃうんだよ」でおなじみ。知らない世代が押し寄せていますね、、
んー寂しくて死ぬは明らかに迷信ですが。突然死が多いのは事実です。草食動物はショック機構があり、ストレスが過剰になると突然死する可能性があります。「肉食動物に襲われ大ピンチ！これからの恐怖を考えると、、いっそ死んでしまえ！！」っていう私のイメージです。w
なので診察中はかなり気を使います。猫などを診察したままの服でうさぎを触らないように着替える。コロコロで毛を取ってから。など少しでも恐怖と感じる匂いなど減らせればと思っています。本当は待ち時間も短くしたいし、受付場所も草食動物ゾーンが欲しいんですけどね。
そもそも身体などを診察で触る行為自体、うさぎに「肉食動物がきたー、いっそ死んじゃえ！」と思われないようにうさぎの様子を観察しながら検査を進めます。
今回は、うさぎの都市伝説を解説してみました。「当たり前でしょ!」と参考にならなかった方も多いかな。ただ自分の常識の確認は大事。こんな基礎的なところからちょいちょい情報共有していく予定ですー。ではまた明日。
