猫が耳を痒がっている原因の第一位は耳の汚れやアレルギーが原因の外耳炎だと思います。
猫で意外と多いのが耳の表面にプチッと2-5mmくらいの小さなイボ。一見すると悪さするような雰囲気はないですが意外と痒み物質のヒスタミンを分泌する肥満細胞腫という癌かもしれません。(猫の皮膚腫瘍全体の8-20%)
調べるのは簡単。耳のイボに針を刺して中身をみる細胞診を実施すると20分程度で判定できます。
基本的に耳のイボを切除することで完治でき、痒みの症状も落ち着きます。
注意しなければならないポイントは、まれですが皮膚の癌が脾臓など内臓に転移することがあります。ですので表面の痒がってるイボは切除したけど実は内臓に転移があったなど後手後手にならないように事前のチェックも重要です。
ちなみにシャムネコは肥満細胞腫の発生率が高いと報告されています。