【フィラリア予防薬はないって知ってた?】フィラリアについて【前半戦】

地域により予防期間は異なるのでお住まいの地域で確認してくださいね。

北海道では5-10月の予防を勧めています。犬が蚊に刺されると中高生フィラリアが血管に入ってきます。(この例えは、、?ですよね)

まず。お薬について。フィラリア予防薬という言葉をよく耳にしますし、僕も新人の頃そう思っていました。厳密にいうとフィラリア予防薬というのは間違いです。

何を言っているかというと、

まずフィラリアというのは犬糸状虫という寄生虫の名前です。

毎年のんでるお薬はフィラリアが体内に入るのを防いでくれるわけではありません。

じゃぁ何に効くかと言うと体内に入った赤ちゃんフィラリアや中高生フィラリアを駆虫します。本当は赤ちゃんフィラリアをミクロフィラリアといい、中高生フィラリアをL3(いきなり英語w)といいます。

要するにフィラリアという虫を体内に入れない予防薬は存在せずにフィラリアによっておこる症状(フィラリア症)を予防するという事です。

毎年のんでるのは、フィラリア予防薬。フィラリア(犬糸状虫)駆虫薬。が正解です。

ここが混乱ポイント。ゆっくり整理しましょう。

わかりやすかったのでhttp://www.hayama-pc.com/blog/2019/04/post-12-674168.htmlより引用

蚊の体内に赤ちゃんフィラリアがいます。赤ちゃんフィラリアは約16℃以上と暖かい季節になると蚊の体内で中高生フィラリアへ成長します。まだ犬関係なし

シーズン到来!STOP THE SEASON IN THE SUN♪

蚊に犬が刺されると血を吸った時に体内の中高生フィラリアを血管の中に入れます。これが感染です。

中高生フィラリア(L3)は繁殖はせずに犬の体の中で成長しながら住みやすい場所を探します。まさに学校、部活、就活といった感じです。

めでたく大人フィラリア(成虫)となった寄生虫は住むところも見つけた様です。そうです心臓です。

大人フィラリア(成虫)♀から赤ちゃんフィラリアがどんどん産まれ血管の中を旅していきます。

来シーズン赤ちゃんフィラリアがわんさかいる犬の血を吸った蚊の中に赤ちゃんフィラリアが移動します。

無限ですね。これがフィラリアのライフサイクルです。

この心臓にいる大人フィラリアが心肺機能の低下を招いたり、さまざまな症状を出すのがフィラリア症です。

毎年のむフィラリア症の予防薬・フィラリア駆虫薬は、どこに効くと思いますか?

基本的には中高生フィラリア(L3)を駆虫します。蚊から体内に入ってきてすぐズドーンです。

中高生フィラリア(L3)から大人フィラリア(成虫)まで成長するのに50-120日かかるので

30日(1ヶ月)毎でお薬のめば最短で大人になるやつも50日かかるので、中高生のうちにやっつけられるという訳です。

ふむふむなるほど、これフィラリア症予防薬・フィラリア駆虫薬が理解できましたね。ちょいっと忘れやすいので忘れるたびに見てくれたら嬉しいです。

【後半戦】はお薬について、さまざまなタイプがあるけど何がオススメ?を解説

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